『ゴジラ-1.0』を観てきました。
11月3日(金)
TOHOシネマズ新宿
これはどうしてもTOHOシネマズ新宿で観たかったですね。
ゴジラinゴジラ。
407人入れる巨大なシアター7で95%の入り。
山崎貴監督とは↓
1964年、長野県松本市生まれ。幼少期に『スターウォーズ』や『未知との遭遇』と出会い、強く影響を受け、特撮の道に進むことを決意。阿佐ヶ谷美術専門学校卒業後、1986年に株式会社白組に入社。『大病人』(93)、『静かな生活』(95)など、伊丹十三監督作品にてSFXやデジタル合成などを担当。2000年『ジュブナイル』で監督デビュー。CGによる高度なビジュアルを駆使した映像表現・VFXの第一人者。『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)では、心温まる人情や活気、空気感を持つ昭和の街並みをVFXで表現し話題になり、第29回アカデミー賞最優秀作品賞・監督賞など12部門を受賞。『永遠の0』(13)、『STAND BY ME ドラえもん』(14)は、それぞれ第38回アカデミー賞最優秀作品賞ほか8部門、最優秀アニメーション作品賞を受賞。
日本を代表する映画監督の一人として数えられる。
ゴジラ-1.0HPより引用
Introduction↓
焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。
残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。
ゴジラ七〇周年記念作品となる本作
『ゴジラ −1.0』で
監督・脚本・VFXを務めるのは、山崎貴。
絶望の象徴が、いま令和に甦る。
ほぼ何の情報も入れずにいきました。
なんだったら、神木隆之介の名前が思い出せず、
「誰だっけな…
柳楽…違う…
菅田…じゃない…」
と前半10分くらいずっと思い出そうとしていました。
舞台は大戸島。
大戸島とは小笠原諸島にあり島民も住んでいる島…
ということですが、
初代ゴジラに出てきた架空の島ということです。
初代リスペクトがありますね。
南の島にゴジラ出てくるのいいですよね。
出てきそうですもん。
戦時中の特攻隊から逃げた敷島(神木隆之介)のシーンから始まります。
『永遠のゼロ』を彷彿とさせます。
この映画は、ただただゴジラ、ゴジラではなく、
こういう戦時中〜戦後のドラマと、
ゴジラの恐怖が交互に来る構成になっています。
戦争映画から、ゴジラに移り変わるのが秀逸。
「深海魚が浮いてくるとゴジラが現れる」
というのが不気味でよかったです。
ただまあ、ここまでは良くも悪くも
いつものゴジラの範疇という感じ。
ここから、圧倒的にいつものゴジラと変わります。
戦争が終わり、
1945年の焼け野原の東京。
…なぜ、ここを舞台に??
戦争映画みたいな暗い感じの人間ドラマが
続きます。
良くも悪くもいつものゴジラではなくなり、
「我々は何を見させられてるんだ」という気分になるのですが、
これがカタルシスの前フリだったのです。
この暗い昭和戦争映画みたいな雰囲気で
よかったのは浜辺美波ですね。
浜辺美波は可愛い。
屍人荘の殺人でも可愛かった。
赤ん坊を拾った浜辺美波はそのまま神木隆之介の家に住み着き、
夫婦ではない共同生活が始まります。
そしてお金のいい仕事ということで
海中の機雷除去の仕事を始めた敷島。
これが、ゴジラとの二度目の邂逅を産んでしまいます。
機雷除去の仕事を進めるうちに、
謎の巨大生物の駆逐を命じられた敷島。
しかしその生物は想像より遥かに巨大で…
ゴジラに追われるこのシーンが最高でした。
こんなもん生きた心地しないですよね笑
海上のシーンが迫力あって非常によく、
戦艦もリアルでした。
銀座で容赦なく蹂躙するシーンもよかった。容赦なし。これが天災。
これ以上は劇場で観てほしいのですが、
人間の味方のゴジラ、ギャグのゴジラ、かっこいいゴジラ。。。。いろんなゴジラがいましたが、結局「怖いゴジラ」が一番面白いということと、
戦後日本の人間ドラマと、ゴジラの襲撃を交互に描くところに、松本人志監督の『しんぼる』イズムを感じました。
92点。