ティーパックマンVSヘイルマン。
最初は冗談のように思えましたが、ティーパックマン、きっちり三週間戦いきりました。
見事な戦いだったのですが…
しかし…果たして一人の超人を倒すときに、倒し方ってカブるものなんでしょうか。
二回続けて、
「首をもがれる」
やられ方をするって、どんな確率なんでしょうか。
このような不可解な確率に直面したときに、探偵ガリレオならこう考えますよね。
「そこには、何かの意図があるのではないか」
と。
たまたまかぶったのではなく…ヘイルマンがウォーズマンに憧れていたのではないでしょうか。
第21回超人オリンピックにソ連代表として出場。
まさにこのティーパックマン戦が漫画内初試合となり、戦慄デビューを飾ります。
続くペンタゴン、ラーメンマンにも圧勝し、決勝ではかつて誰もしたことのない「キン肉マンのマスク破り」というブック破りに挑みます。
バッファローマン戦で伝説のゆで理論を展開して以来、下火に。
六騎士編では体内で戦わられる屈辱を味わい、ヘルミッショネルズ戦ではロビンの因縁のゴタゴタに巻き込まれ、パロスペシャルをするのにベア―クロー(手)を忘れるという失態を見せ敗退します。
しかし、ザ・マンリキ戦でかっこよく復活しました。
ウォーズマンにはファンが多く、巌流島で時の人となった柔術家・シュレック関根選手もファンを公言しています。
僕も、全超人の中で一番好きです。が、冷静に振り返ると今いちなんで好きかわかんないんですよね。ロボ超人というエピソードは面白いですが特にそこに共感したわけでもなく、試合も…好きだったのは超人師弟コンビだったんですけど、二話くらいでネプチューンマンにボコられ、ザ・マンリキでの復活はかっこよかったですが、その後マンモスマンにストリートファイトで秒殺されるし。
ただ、「ベア―クロー」という突出した技(武器、反則?)に加え、パロスペシャルっていう最高の技があるというのがいいんですかね。
あと、なんかシズル感があるんですよね。
こんなウォーズマンに惹かれて、リスペクトし、ヘイルマンは、あえてティーパックマンをウォーズマンと同じように倒したのではないでしょうか。