ワイドショーではなんと言われてるか知らないが、高城剛氏はイメージより遥かに論理的で行動力のある人です。
しかし、どんな優秀な強い男でも、「可愛い女」の「別に」「キモい」には勝てない。
それが今回の高城氏の敗戦(!?)でハッキリしました。
青木真也が弱いわけじゃなかったのと同じく、高城氏が弱いわけではない。
今の日本では、いくら仕事ができようが国家的なプロジェクトを遂行してようが、ハイパーにメディアをクリエイトしてようが「可愛い女」には勝てない。
なぜなら日本はもう、金を持っている奴が強い「資本主義」ではなく、可愛い女が勝つ「恋愛至上主義」だからです。
リングで強い人でも、金網で勝てないのは仕方ない。
恋愛至上主義に支配された今の日本で、食物連鎖の頂点に立ってるのは「可愛い女」です。
不況だろうがなんだろうが化粧品や美容系健康食品が売れるのもわかる。
「綺麗」は「金」なんか凌駕しますからね。…これは勝間和代さんも似たようなこと言ってるんで、間違いないと思います。
しかしいまだに金が最強の「資本主義」だと本気で思っている人はどれくらいいるのでしょう。
小泉改革が実行されて、堀江さんが「金でなんでも買える」と言ったときが、日本の資本主義のピークだった気がします。
もちろんそこで革命が成されてハッキリと「恋愛至上主義」にチェンジしたわけではなく、その前からジワジワとあったものですし、今だって分類したら「資本主義」なんですが…。
「リストラなう」を見るまでもなく、20代30代の給料は上がらないし、リーマンブラザーズショックは余波が終わらないし、近い将来ゴールドマンサックスも何かあるのかもしれない。
そんな中、お金をモチベーションに生きている人ってどのくらいいるのでしょうか?
昨日のワールドビジネスサテライトでも、時間やお金を与えるのではなく、スキルで貢献する新しい形のボランティア「プロボノ」が紹介されていました。そういうところに生き甲斐を見出す人も増えていくでしょう。
そのうち本当に範馬勇次郎のように「暴力」が最高の価値観になる時代が来るかもしれない。何年か前まで「士農工商」だったわけですし。
ただ、2010年4月現在、日本の最大の主義は「恋愛至上主義」で、それはまだまだ続きそうで、その中での「最強」は「可愛い女」なんです。
もはや
「可愛いコにも可愛くないコにも平等に接しよう」
とか
「彼女とか奥さんができても男友達とも遊ぼう」
とか
「男の社員を詰めるのと、可愛い女の社員を詰めるの、どちらも同じくらいの激しさにしよう」
とか
「男同士で遊んでる最中に可愛いコが横を通ったからって、会話を遮ってそのコに注目するのはやめよう」
とか
「男3人がマニアックな話題をしていて、そこに女のコが入ってきて『わかんな〜い』って言ったら、そのコに合わせるのはやめよう」
とか
「デート代はたまにはワリカンにしよう」
とか
…言ってももう遅いんです。
なんだったらこんなこと書いている時点で非国民、抹殺される可能性だってあります。
小林よしのりさんは、色々な見えない敵にマシンガンをぶっぱなしてきて、警鐘を鳴らし、日本人の目を覚ましてきましたが、この「恋愛至上主義」だけは斬らなかった。それは小林よしのりさん…いや、よしりんが、「ぶっちぎりにモテる男」だからこの日本の現状に気づかなかったのでしょう。「ぶっちぎりにモテる男」と、失礼な言い方ですが、「ぶっちぎりにモテない男」はこの現状に気づかない。気づくのは、私みたいにこちょこちょ動き回って、ちょいちょい女性と接している男たちです。「なんでここまで女のコに主導権取られなきゃいかんの!?」と思うのは私の階層にいる人たちだと思います。(私怨…?)店の予約は当然男が取るもの、しかしネイルサロンに行き遅れてくる、そして店とグダグダするとキレる。かと言って予約してなければ当然キレる。箸を一瞬サラダの皿とかに置くと「そこ取り皿じゃないよ〜」とか言ってくる。(私怨か…?)完全に日本は病んでいると言っていいでしょう(!?)。
話を戻します。私怨をはさみましたが、今現在の最強は「可愛いコ」と言うのは、異論を持たないと思います。
…ただ、この最強の「可愛い女」に勝てる可能性のあるカードがあります。
それは、課長とか部長ではなく、ましてや年収2000万とかの代表取締役とかでもない。
「可愛い女」に勝てる可能性のあるカードは、
「ホスト」
と
「芸人」
です。
それも、クラブ愛のナンバーワンホストとか、ロンドンブーツの淳さんとか、そんな高次元の話ではない。
みなさんが知らないような、無名のホストや芸人です。
最強の「2」にクズカードの「スペードの3」が勝てるように、
皇帝が唯一恐れるのが奴隷の反乱のように、
ホストと芸人は、一番下から、頂点をひっくり返す可能性を持っています。
なぜこんなことを言うかといえば、机上の空論ではなく、
友人知人を介して様々な奇跡を見てきたからです。
「なんでお前にこんな可愛い彼女が?」
どころではなく、
「なんでお前にこんな可愛い彼女がここまでするの?」
という奇跡のような現実を見てきました。
もちろん、ホストや芸人なら誰でも可愛い女に勝てるわけではないのですが…。
あと一枚、あまり知り合いにいないのですが、ミュージシャンもそうなのかもしれません。
大槻ケンヂは「童貞を捨てたいならバンドをやれ」という名言を残しました。
しかしその言葉には
「ただし相手を選ばなければ」
と続きます。
さすが大槻ケンヂ。いたずらに夢を見せずに、リアルを突きつけます。
そこが重要なのです。
世の中の「モテるモテない」論にはそこが欠けているのです。
「誰でもいいから恋人がほしい」という人がいたら、男女問わずコンサルできる自信があります。
三万円で、実際恋人ができるまで責任を持ちます。
ただ、
ゴチャゴチャ言う人は、無理です。
恋愛至上主義がはびこる中、
テレビやネットでいい男やいい女を浴びるほど見せられ、
理想だけが高くなっていき、
結婚しない男女が増えていく…。
日本の男たちは、今こそ立ち上がり、恋愛至上主義を脱却せよ!
ごちゃごちゃ言って結婚しない人たちは、とりあえず現実を見てリアルな相手と結婚しろ!
…そしてエリカ様は俺と結婚しろ!!!
…
え?
私が一番現実を見てないって?
やかましいわ! 笑(ベタなオチ)
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