元売れない芸人の独り言

元売れない芸人がキン肉マンについて語っています。キン肉マンアニメ化祈願。

笑けずりで笑い飯が若手漫才師達にしたダメ出し

お笑い版ROAD TO UFC JAPAN

笑けずりという番組をご存知でしょうか?

9組の若手芸人が富士山のふもとで共同生活し、

そこで講師にネタのガチダメ出しをされながら一組ずつ落とされていき、

9月25日の生放送で優勝者が決まるというものです。

 

いつもは見れないエンターテイメントの裏側が見れ、

夢を追う人達の感動のドラマがあり、

喧嘩や恋というドキュメントの楽しさもあり、

普段は一流プレーヤーとしての顔の人達の講師としての顔も見れる。

そして、最後には一組スターが誕生するというドキュメント。

 

元ネタはもちろん格闘技ファンにはおなじみの

 

TUF(The Ultimate Fighter)

 

です。

 

今まさに盛り上がっている ROAD TO UFC JAPAN のお笑い版です。

 

笑い飯が講師に

NON STYLE中川家を経て、

8月28日の講師&審査員は笑い飯

 

笑い飯の漫才の力は、M-19年連続決勝進出で誰もが知っていますが、 彼らはいつもふざけていて、漫才を真面目に語るのはレアです。…クイックジャパンでは語っていますが、動画では珍しい気がします。

 

笑い飯が出したお題は、

「誰もやったことのないテーマの漫才を二本作る」

というもの。

 

そのお題に沿って、七組がネタをやりました。

 

一組目 アルドルフ(大阪NSC32期)

ネタ一つめ「オーストラリアのお菓子」

松下「ティムタムっていうオーストラリアのお菓子やねん。

チョコレートをチョコレートでコーティングした」

小野「チョコレートやん」

松下「ううん、ティムタム」

 

ネタ二つめ「サスペンス朝顔観察日記」

松下「小学校の時、朝顔の観察日記みたいなのつけさせられなかった?

持ってきたから聞いて(メモ帳を取り出す)」

~ダメ出し~

哲夫「ティムタムって誰もネタにしないでしょうし、

いいのを見せていただいたような気がします」

 

二組目 Aマッソ(ワタナベエンターテイメント)女性コンビ、笑い飯ファン

 

ネタ一つめ「トーキョーアカデミー」

村上「海には気を付けろよな」

加納「語尾、よなやて」

村上「ビーケアフルやで」

加納「ビーケアフルやておもんないな」

村上「友達と海で遊んでたら、何者かにズボっと足を引っ張られたんや」

加納「うそやん。それさー、わからへんで。わからへんけど、もしかしたらあんたの足引っ張ったんトーキョーアカデミーちゃうん?」

村上「トーキョーアカデミー!」

加納「ごめん、憶測で言うてるで」

 

ネタ二つめ「さびた鉄鍋で炊いた飯」

加納「最近体の調子がええことないんよ」

村上「原因わからへんのかいな」

加納「原因は、錆びた鉄鍋で炊いた米をへつって食べたからに決まってるやろ」

加納「ほな今までの人生で錆びた鉄鍋の捨て時教えてくれるやつおったんかい」

村上「なんの話やねん」

加納「おったんか言えよ」

村上「そう言われてみればおらんかった…あ、おったわ」

 

哲夫「今回のテーマをより面白くしてくれたかなって気がします」

 

三組目 オレンジサンセットホリプロコム

「Wピース」

「体で商店街」

西田「ちょっとだけ細かいとこだけど、いろんな設定ある中でファミレスって決めつけてるのが気持ち悪いから、 ちょっとだけ悩む感じで『例えばファミレスとか…』とかちょっとだけつけてほしい」

 

四組目 ぺこぱ(オスカープロモーション

「俺の右」

「ピリオドの向こう側を教えてやる」

西田「ツッコミのスタンスが決まり切ってない気がするんですね。 乗るとこもあれば突き放すとこもあるからブレてるのかなと思いましたけど」

哲夫「かぶることはないなと思いました」

 

五組目 こ々ろ(ワタナベエンターテイメント)

「富士山 食べたい」

「人間砂時計」

西田「中川家さんの授業が効いてるのか、ツカミがめちゃめちゃ面白かった」

 

六組目 ザ・パーフェクト(サンミュージック

「煮込みパセリ屋」

「ツチノコパーク」

西田「ボケの人のほうがもっと一方的にやってもいい」

 

 

七組目 ダイキリ(東京NSC18期)

「友達の生える種」

「整形で3つ目にしたい」

西田「友達が生えてくる種っていうのは面白いですけどね」

 

1位 Aマッソ

西田「一個ずつが面白い」

2位 ザ・パーフェクト

西田「始まってすぐにおかしな人とああいうツッコミする人とわかるからいい」

3位 オレンジサンセット

4位 ぺこぱ

5位 こころ

6位 ダイキリ

7位 アルドルフ

 

7位のアルドルフがけずられ退場。下山。

哲夫氏は芸人に優しく、西田氏は王道のダメ出しをしている気がしました。

 

そんなアルドルフへの笑い飯からのビデオメッセージ。

哲夫「アルドルフ―」

西田「どうも、おつかれさまでした」

哲夫「残念やったな」

西田「落とした理由が、『読みネタ』やね。 みんながやってる感じにどうしてもなってしまうんで」

哲夫「そこで、審査員の先生みんなぶちギレしてたから

西田「許さんて。 もう一皮むけて、新しいアルドルフを見せてほしいかなって」

哲夫「そうですね。色も綺麗やしね」

 

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しんみりしたシーンでしんみりしたBGMの中、ふざけるのが笑い飯らしいと思いました。

 

ちなみに笑い飯がかつて漫才について語っていたのはこんな感じです。

 

哲夫「『なんで?』みたいな笑いがあってもエエと思います。相方の西田も赤フンは好きみたいで、二人でネタをする時の説明で『赤フンみたいな感じいきたい』とラフに言ったら、すぐに『わかるわ』と言ってました」

新喜劇の赤フンは、松本人志監督も「シュールや。でもうちのおかんとか笑いの意味もわからず笑ってた」と言及していました。

 

来週は千鳥

構造的には、もっとつまんない人達にガチでダメ出ししてるとこのほうが面白いと思うのですが、 それだとスターが誕生しないので難しいですね。

 

優勝したAマッソは本当に面白いですし、加納氏の顔が絶妙ですね。これ以上可愛いと、可愛い女として見てしまうし、これ以上ブスだとブス芸になってしまう。見ていて不快感もなく爽やかですが、色気が邪魔になることもない、絶妙にストロングスタイルな顔です。

 

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来週の千鳥も面白そうです。