昨日のロンドンハーツSPで、マジックメールがあった。
賛否両論ある企画で、私も決して全面的に肯定というわけではないが、あんながんじがらめの中で見える芸人さんの素のテクニックには、学ぶべきところがあると思っている。
今回は、平成ノブシコブシ吉村氏の技術が光った。
小松彩夏と居酒屋で飲み屋で一対一になったとき。「普段は3対3だからこういうのは苦手だ」と言いながらも、果敢に1対1で仕掛けていった。「一対一で逃げない」という、第一期岡田ジャパン時代の課題を見るようだった。
そこで吉村氏が見せたのはこういうもの。
「俺がこの後で冗談で『家行く?』とか言ったときに、『行く』ってなったらぐっと肉食になる感じ」
男性にとっての最大の難関は、最後のその一言を言ったときに引かれるか否かということ。そこを先んじて制しておくことで
「冗談だよ、アハハ」
と言える逃げ道を残しているのだ。相手がその気でもその気でなくても対応できる…居飛車でも振り飛車でも対応できるシステムだと言えよう。
さらに時間が過ぎ…
「しんどかったら帰ってもいいし、もしくはホテル行く? ダハハハ」
シリアスに相手の身を案じることもしつつ、逆にホテルに誘うほうでは「ダハハハ」と、またも「おふざけだよ」で済ませれる逃げ道をも作っている。常にリスクヘッジを心がける投資家のようだ。
そして決める言葉が
「キスがしたい」
あくまでキスだけである、という一つの嘘。
破天荒の生き様の裏のテクニックの数々。
ぜひ参考にしたいものだ(?)。