天正10年6月2日(1582年6月21日)早朝。
天下布武を目の前に、安土城を離れ茶会に向かうために茶器持参で本能寺に泊まっていた信長は、家来の争う声で目を覚ます。
「誰か静めてまいれ」
が、直にそれが家来の喧嘩ではないことに気づく。
「蘭丸!」
「夜討ちでございます!明智でございます!」
「蘭丸、弓を持てい!」
そして見える桔梗紋の旗。
「武田攻めでのご折檻!
語り尽くせぬ恨みあれども、此度の戦、決して私心にあらず!
天下国家のために、織田信長の首を取る!」
「であるか、光秀」
「そうじゃあ!!」
やがて炎に包まれる本能寺。
「人間五十年
下天のうちを比ぶれば
夢幻の如くなり」
その人生の如く燃えていき、死体も残さず夢幻となる信長。
日本人なら誰もが知る本能寺の変。
その黒幕には、諸説が入り乱れています。
が、2019年、ついに黒幕が明かされました。
ザ・マンでした。