先日の「ブラックマヨネーズとゆかいな仲間たち アツアツ!」で、「芸人たるもの先輩は後輩に借金をしてでもおごるべきか」という議論が行われていた。
芸人はまず、ネタ作りというむずかしさがある。…もちろん、すっとできる天才とか、NSC入りたてでスベることの恐怖を知らない人は別だけど、しょぼいのを作るとスベるという恐ろしさを知っている芸人は、時間をかけてネタを作り、練習する。
これに加え、いつライブやオーディションの予定が入るかわからないので、がっつりとしたバイトが入れられない。9:00〜17:00月〜金みたいなのが難しいのだ。
これだけでかなりお金が無くなる要因が揃っているが、そこに加え…
先輩が後輩におごるルール
というのが存在する。
特に吉本は、末端の若手芸人にいたるまで徹底されている。
もちろんその掟を破ったら解雇…というわけではないが
粋ではない
というレッテルを貼られてしまう。
このように芸人には、さまざまな暗黙のルールのようなものが存在する。
そういうことも含めて「素人が神聖な舞台に立つな」的な考え方が生まれているのかもしれないが…
私はこの考えは、芸人さんの首を絞めてしまうことになるのではという懸念を持っている。
この問題に関しては、また改めて書きたい。
おごるべきかおごらざるべきか。これも難しい。
無理しておごる必要ない、というのも一理あるが、そういう正論を吹き飛ばす、芸人のテンションになるのも必要なのだろう。
これに関しても、また改めて書きたい。
「何事も突きつめると、結論無しとなる(だから、突きつめて考えこんではダメだ)」
羽生善治永世名人