『ガキ使』7年連続で紅白裏視聴率トップに - 前年比上昇で17.7%・16.1%
ガキの使い強いですね。
我らがRIZINは7.1%、魔裟斗五味は6.3%でしたね。
しかしなぜ『笑ってはいけない』シリーズはこんなに強いのでしょうか。
『笑ってはいけない』シリーズ。
最初は大みそかではなく、罰ゲームの一つとして、2003年の7月に「絶対笑ってはいけない温泉宿一泊二日の旅」が行われました。
外国人の「ふかわくん、一言ネタ、やってよ」と、中村ディレクターの「アリよさらば」がブレイクしました。七変化的の続きのような要素もありました。
廃旅館や湯河原温泉がありつつ、今の形の原型ができたのが2005年10月の「絶対に笑ってはいけないハイスクール」。
中村ディレクターの「西部警察」がブレイクしました。菅ディレクターがアイコン的にもなりましたし、一つの耐久ドラマのようになりました。
そしていよいよ「絶対に笑ってはいけない警察24時!!」で大みそか進出。
これで10.2%の視聴率を取ったことにより、日テレの大みそかの定番コンテンツとなります。
そして
- 絶対に笑ってはいけない病院24時
- 絶対に笑ってはいけない新聞社24時
- 絶対に笑ってはいけないホテルマン24時
- 絶対に笑ってはいけないスパイ24時
- 絶対に笑ってはいけない空港24時
- 絶対に笑ってはいけない熱血教師24時
- 絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時
- 絶対に笑ってはいけない大脱獄24時
- 絶対に笑ってはいけない名探偵24時
- 絶対に笑ってはいけない科学博士24時
と、
10年続いています。
「科学博士」とかもはや24時間働く感じもしないですからね。
大きいネタがなくなるくらい続いているという。
さらにすごいのは、毎年やって摩耗していくどころか、徐々に視聴率を上げていっていることですね。
そして科学博士では、RIZINやKYOKUGENなど競合も強くなる中、17%という高視聴率を叩き出しました。
これは、決して、たまたまではないのです。
松本人志さんと高須光聖さんの放送室というラジオ番組がありました。
そこで松本師が、まだ「笑ってはいけない」を年末に始める前に、紅白についてこのように言っていました。
「大みそかだから、歌を歌うなんて決まりはないねん。やり続けることによって、そう思わせてきたねん」
と。
さらに、他局に対し、
「他局ももう、やるならそれをずっとやればええねん。いちいちちょこちょこ変えるからあかんねん」
と仰ってました。
M-1に関しても
「M-1は年末にやる感じがええねん。R-1はなんか中途半端やねん」
と仰ってました。
これらの分析から、大みそかにやり続けることを決め、そして2016年、それが証明されたのです。