キン肉マンは、元々ギャグ漫画でした。
「超人バトル」という鉱脈を見つけた超人オリンピック編でも、そのギャグ色は多分に残っていました。
が、7人の悪魔超人編で完全に友情バトル漫画になり、宇宙タッグトーナメント編、王位争奪編ではギャグはほぼ皆無。
試合を見ているキン肉マンとミートがちょっと漫才するくらいのものになっていました。
が、実は王位争奪編でかなりギャグを入れた回がありました。
それが、現在マリキータマンと交戦中のゼブラ戦でのこと。
ゼブラのメフィストパンチの軌道を蹴りで変え、自らの顔面に拳を入れるというかっこいいカウンターをしたキン肉マン。
(ゼブラのマリキータマンへのそれは、自分がやられたことのカヴァーでした)
が、しかし、そこからゆでたまご先生は三ヶ月の休載に。
その三ヶ月の間、キン肉マンは同じ体勢で止まっており、動けなくなってしまったという、ギャグを入れてきたのです。
王位争奪編でも試合外では王妃と国王が漫才のようなことをしてたりしますが、ギャグが試合に入ってくるのは、後にも先にもここだけだったと記憶しています。
困ったキン肉マンが、タッグパートナーのロビンマスクにタッチしようとすると…
さらにロビンはマスクを外しハンモックで寝ているというこち亀ばりの豪快なギャグをしていたのでした。