浜「ウルトラの父と飲み明かしたことがある松本さんに質問です」
松「楽しかったね」
浜「日本には、ウルトラマンの他に巨大化するヒーローがいると聞いたのですが、それはどのようなヒーローですか、教えてください」
松「あなた仮面ライダー知ってますか?」
浜「はい」
松「仮面ライダーもヒーローやけど、巨大化しないもんね」
浜「そうですね。あれはそのまま戦いますからね」
松「巨大化するヒーローがいるんですよ」
浜「なんちゅーの?」
松「大佐藤」
浜「は?」
松「佐藤が大きいと書いて、大佐藤ですよ」
浜「なんやそれ」
松「佐藤が、そのまま大きくなって、敵と戦うんですよ」
浜「え、なんか銀色のタイツみたいなん着たりせえへんの」
松「タイツみたいなんて。そうです。そのまま。あ、パンツだけ履いてますね。紫の」
浜「裸に紫のパンツで戦ってるの? でっかいおっさんが?」
松「そうです」
浜「どうやって戦うの?」
松「棒でたたきます」
浜「え…スペシウム光線みたいなのないの?」
松「ないですよ。でっかいおっさんやもん」
浜「それはどうやって変身したの? 普段は普通のおっさんなんやろ?」
松「乳首を器具的なものではさんで電流を流すんですよ。ビリビリって。それで大きくなります」
浜「はあ!? それいたないの?」
松「めっちゃ痛いですよ。当たり前じゃないですか。だから基本変身したくないんですよ」
浜「うーん…」
松「変身失敗すると乳首だけでかくなりますからね」
浜「気持ち悪ッ!」
松「右がS極で左がN極…違う、右がN極で左がS極やったかな」
浜「どっちでもええわ」
松「大きくなったときに下半身を隠さないといけないんで、でかいパンツだけあてがった状態で変身するからね」
浜「というかさあ、敵の怪獣はどういうのが出てくるの? ウルトラマンみたいな感じ?」
松「うーん…怪獣ではないんですよ。別に怪しくはないんで。大佐藤にしてみれば毎月のように見てるから、獣って呼んでるよね」
浜「ほなええわ。その獣はどんななの?」
松「顔は竹内力やね」
浜「え、獣も人間なの?」
松「竹内力の顔に足一本生えててピョンピョン跳ねるよね」
浜「気持ち悪いなあ」
松「しゃーないやん。獣やねんから」
浜「じゃあなに、パンツ一丁のでっかいおっさんと、竹内力に足が一本生えたやつが戦ってるの?」
松「そうや」
浜「全然人気なさそうやな」
松「人気全然ないですよ。というか大佐藤、嫌われとるからね」
浜「え、大佐藤嫌われとるの(笑)?」
松「うん」
浜「地球守っとるのに?」
松「めちゃめちゃ嫌われてますね」
浜「それおもろいやん」
松「家にいっぱい落書きされとるからね」
浜「いじめられてるやん」
松「家で飯食ってたらたまに石投げられますからね。ガシャーンて」
浜「いややわそんなん」
松「嫁と子供に逃げられてるからね」
浜「悲しくなってきたわ」
松「子供は大佐藤の後を継がなくちゃいけないからそりゃ逃げるよね」
浜「乳首に電気流されるから」
松「右がS極で左がN極で…違う、左がS極で…」
浜「どっちでもええわ!」