『金閣寺』に衝撃を受け、他の代表作も読んでみることに。
歌島という美しい島で、
新治は初江に恋をする。
しかし人口1400人の島では、
噂が怖くて会うこともできず…。
『金閣寺』とは変わって、かなりポップです。
ミスチルでいう『抱きしめたい』『君が好き』『Youthful Days』…
女のコが読んでも楽しめる作品です。
もしかしたら最近のケータイ小説などと比べたら、
ピュアすぎて、物足りないと思うのかもしれません。
しかし、ケータイ小説ですが、
小学生にもわかる簡単な言葉で、
アダルトビデオよりも過激なことを書いていて、
誰でもが買えるという状況はいかがなのでしょうか…?
おじさんの苦言を呈してみました。
その「昔の名作」と「最近のエンターテイメント」の
対比ということでいうと、
去年のM-1チャンピオン、NON STYLEさんの漫才は、
例えば『金閣寺』に対して、
「いや、お前がモテないのと金閣寺と関係ないやん」
で終わらせてしまう漫才だと思うのです。
もしくは、もっとスピードを重視して
「暗いわ」
で終わらせるか。
確かにポップで、ライトで、女子校生の目線で、
世論に合っているのかもしれません。
ただ、「もうちょっとこの青年の主張を聞いてあげようよ」
と思うのです。
そこに、何かがあるんじゃないかと。
チュートリアルさん、ブラックマヨネーズさんは、
聞いてあげていました。
笑い飯さんは、聞いた上で、
訳のわからない解決策を提示する漫才だと思います。
サンドウィッチマンさんは、
最初は
「お前がモテないのと金閣寺と関係ないだろ。もう行くぞ」
と言いながら、なかなか立ち去らないで、
結局聞いてしまっていました。
M-1と『金閣寺』をかけたのは
世界で私だけだと思いますが、なんだかよくわからなくなってしまいました。
でも、「わかる」という人はいると思います。
去年のM-1を、三島氏が見ていたら、
一体どう思ったのでしょうか?
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