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元売れない芸人の独り言

孤高のコーイチローという芸名で売れない芸人をやっていました。

Dr.インクの星空キネマ

3年くらい前のFLASHに、
芸能人ブログ ガチンコ書評」
みたいな企画がありました。

そこで初めてキングコング西野さんのブログを知りました。

タモリさんと飯を食った…みたいなことを書いていたのですが、
明らかに他のタレントのしょーもない
「今日はこれを食べました」
「今日は誰と会いました」
という浅いテイストじゃなかったので、
気になって読んでみました。

…なんだこれはと。
一瞬、同姓同名で、
ポップな雰囲気で司会をこなす、
キングコングの西野さんとは
違う人が書いてるのかと思ってしまいました。

こんなむき出しの部分を見せる芸人さんが、
今までいましたかと。

テレビとのギャップもまた面白く、
毎日読むようになりました。

その中で、絵本製作について書かれていたのは、
以前の記事に書きました。

そしていよいよ発売された、
『Dr.インクの星空キネマ』。

昨日地元のそこそこでかい本屋二軒に
行ってみたのですが、仕入れてないのか売り切れか、
無かったので、今日池袋のジュンク堂で買いました。

しかし…ブログで宣伝してるからいいのかもしれませんが、
ちょっとでも広告を打ったほうがいいのでは…。
出たこと自体を知らない人もいると思います。

ジュンク堂の8階の絵本コーナーにあったのですが、
そして、そこに置かれるのが本意だと思いますが、
タレントコーナーにも何冊か置いたほうがいいと思います。

そして、ビニールで包んでおいたほうがいいのではないでしょうか?
じっくり読める内容ですが、
すっと読めばすっと読めてしまうから、
立ち読みで済まされてしまう気がします。

…という、大人の視点はここまでにして、
子供のピュアな心で読もうと表紙をめくったのですが…

無理だ。

ピュアな目では見れないです。

それは2007年のM−1もそうですし、
2008年のM−1もそうなんですが、

西野さんのやることなすことは、
『西野公論』という壮大なドキュメントの一部としてしか、
もはや見れないのです、良くも悪くも。
素直には見れないのです。

漫才を見たら、
「梶原さんと喧嘩しながら、
毎月の単独ライブを経て作られた、
努力の結晶なんだな」
と見てしまうし、

絵本にいたっては、
狂いながら、
彼女と別れ、
睡眠時間1時間とかで作成していた過程を
ブログで知っていたので、
「このページを書いたのはいつ頃だろう?」
という目で読んでしまうのです。

それを押さえて、
ストーリーと絵を味わおうとするのですが…

今度は絵本の読み方を忘れてしまっている自分に気づきました。
構成的には「文章→絵」と進むようになっているのですが、
めくった瞬間にインパクトがあって見たくなるのは絵なのです。
仕方なく「絵→文→絵」という順番で読んでいきました。

そしてようやく感想なのですが、

まず、世界観があるのがすごいですね。

一作目(最終作?)にして、
「西野ワールド」を出しているのがすごいなと。

漫画家でいうと、松本大洋さんっぽいのですが、
またちょっと違います。

そして、絵の緻密さがすごい。
他の作家の絵本を読んでいないので、
今イチ相対的にどうなのかはわからないのですが、
一枚の絵だけみてもしばらく見てられるような絵です。

ストーリーは、誰も傷つけない、
素敵な話です。
これは読んでくださいとしか言えないですね。

かっこいいだけで人生楽しいだろうに、
面白いだけで選ばれた人種なのに、
絵もうまいとは。
天に三物を与えられています。

そして、歌も作られているのですが、
名曲揃い。

四物を与えられています。

あ、ブログの文才も入れたら五物か。

どれか一個ください!


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