元売れない芸人の独り言

孤高のコーイチロー、波乗りコーイチロー、ヒキコモリオなどの芸名で売れない芸人をやっていました。

結局同じになる『ガンダムダブルオー』と、同じにならないことを決意した『範馬刃牙』

以前このブログと、前のブログで『ガンダムダブルオー』を絶賛しました。
それを否定するわけではないんですが…

おそらく最終回まであと六話程度。
やはり初代ガンダムの壁はあまりにも高く超えられなかったし、
シードと同じようになりそうです。

視聴率ではなく、作品性の話ですが…。

私がダブルオーを評価したのは、

1、戦争を戦争によって駆逐する、アメリカよりもアメリカ的なガンダム達というテーマ
2、ガンダムを操るマイスター達のプロ意識。
過去のガンダムのパイロットのようにいちいち悩まず、ロジックで行動する
3、圧倒的に強いガンダムとその他のモビルスーツという構図
4、圧倒的に強いガンダムが恐れるのは自爆テロ、というリアリティ
5、ガンダムの暴力によって一般人が障害者になるストーリー
6、毎回が最終回のように盛り上がる出し惜しみのなさ
7、「仮面の男」「ニュータイプ」など、今までガンダムの記号に頼らない
8、使われる歌のセンスのよさ

という点でした。
6があったので、尻すぼみになるのはいたしかたないと思っていたのですが、
1stシーズンと2ndシーズンを分けることにより回避されたと一瞬期待しました。
事実、2ndシーズン途中までは、
第12話「宇宙で待ってる」、第13話「メメントモリ攻略」など名作もありました。
でも、もうダメそうです。
何がダメか。一例です。

ライル「なんで争わなければいけないんだ!?」
アニュー「それは私がイノベイターで、あなたが人間だからよ!」

…え? 違うでしょ?
戦争論、平和論が違うから戦ってるんじゃないの?
これではガンダムシードの「人間とコーディネーター」と一緒…
もっと言うと、「連邦軍ジオン軍」と一緒です。
こんなのやり出してしまったら結局どうあがいても
アムロVSシャア」
と永久に並べない…それは黒田さんもわかってたから、
仮面の男も出さず、色々考えてたんじゃなかったのでしょうか。

ダブルオーが2ndシーズンにダメになってしまったのは、

1、テーマがムチャクチャになり、結局ただ正義と悪が戦うという
いつもと同じ構図になった
2、ガンダムマイスター達が「恋愛史上主義」に染まり、
「恋人だから撃たない」というわけのわからない行動を見せ始めた。
セックスを想起させるエンディングのアニメーションも蛇足。
3、ガンダムも敵も、普通になった
4、お姫様が歌を歌いだし、マクロスも入ってきた
5、障害者だった人の手が、いつの間にか科学の力で治っていた
6、自分達と価値観は違うかもしれないが、
一応それなりに世界平和が訪れたのに、
主人公達が無理やり理由をつけて戦っている
7、エンディングの曲はともかく、オープニングの曲がひどい

という点です。
結局初代に並ぶどころか、
「やっぱシードのほうがよかった」
という声も出てきそうです。
最初が圧倒的だったのに、もったいないったらありゃしない。

それに比べて『範馬刃牙』。
もはや『樹海少年ZOO1』など、
画太郎先生の領域に達そうとしています。
予測不可能、フラグ無視。
ここまでくると面白いです。
やっぱり伝説を残す人が好きだなー。

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