さようなら、ドラえもん。
1974年『小学三年生』に掲載。
ドラえもんの最終回と言われる作品。
その夜、最強のいじめっこであり、ヘビー級のジャイアンに、
自分から喧嘩を挑みます。
いつもは逃げ回り、ドラえもんの道具を利用して復讐するのがせいいっぱいという圧倒的な力の差。
ですが、のび太は食い下がりました。
何度倒されても立ち上がり
「ぼく一人で君に勝たないと、ドラえもんが安心して未来に帰れないんだ」
という漫画史に残る名言を残します。
時を経て2019年。
「さよなら、キン肉マンの巻!!」という特別回がアップされました。
キン肉星王位に就くため選手引退を決意するキン肉マン。
引退セレモニーで祝福のゴングを鳴らしていく正義超人ですが…
突如ウォーズマンがベアークローでゴングをめちゃくちゃにします。
ラーメンマン戦の再来のようです。
さらになんとロビンマスクが、
「引退するなら俺を倒せ」
と、いきなり夢のシングルマッチを挑みます。
生意気につっかかってきたテリーマン、ウルフマンや、
どこか最初からキン肉マンを導く兄貴的な存在として現れます。
そして超人オリンピック決勝でのキン肉マンとの名勝負。
ここまでは間違いなくスター超人だったのですが…。
ここからロビンの苦悩の旅が始まります。
引退し動物管理係という新しい仕事についたロビンですが、再び超人世界チャンピオンになるために流浪の旅に。
そこでゆきだおれになり、助けられた恩で、シーク星人・スカルボーズのような小悪党に使われるようになってしまいます。
さらにはグランドキャニオンで死にかけ、復活してもウォーズマンのヒールの付き人バラクーダに。
ようやく正義超人として戻った悪魔超人戦ではアトランティスに殺されます。
ジャンクマンを倒し復活しかけるものの、夢の超人タッグトーナメントでやたらハイテンションで余裕こいてネプチューンマンの正体破りに固執した結果、ウォーズマンを死なせ、自身のマスクもはがされます。
選手として終わったかに思えたロビンマスクですが、マリポーサ戦で奇跡のアップセットを行います。
その後はテリーマンの地位を奪い取り、フェニックス戦までキン肉マンの相方として輝き続けました。
輝き続けたとはいえ、
あくまでもキン肉マンのナンバー2としての話で、
S級 キン肉マン 悪魔将軍 ザ・マン シルバーマン ジャスティスマン ネメシス
AAA級 マンモスマン オメガマン兄弟 フェニックス ネプチューンキング ネプチューンマン
あたりとのシングルマッチでは、差があるように思えます。
そんなロビンが、
ウォーズマンを倒したキン肉バスター、
バッファローマン・悪魔将軍を倒したキン肉ドライバーを受けても、
何度も立ち上がりました。
キン肉マンを引退させないために…
これはまさに…