晋平太が、フリースタイルダンジョン史上初、4人のモンスターを倒したうえで、般若を倒し、100万円をゲットしました。
しかし…
そこまででもやや違和感を感じていたものの、般若の「今回で俺らは解散」という言葉を聞き、いよいよ審査員に「忖度」があったのではないかと思い出しました。
フリースタイルダンジョン、やらせ説も出ていますが、ZEEBRAが
多分テレビって事で疑うんだと思う。まあわかる気はするけど、俺らが関わってる以上はあり得ないんだよなー。それがヒップホップの証だと思ってる。 https://t.co/YRR1IiYME4
— Zeebra (@zeebrathedaddy) 2017年6月23日
と明言していますし、「やらせ」というのはないと思います。
やらせ…
審査員にあらかじめどっちに入れるか言っておく、ラップの内容を打ち合わせする、どっちが勝つか決めておく…など。
ただ、今回に関しては政治界隈で最近何度か話題になった「忖度」はあったのではないかと思います。
何しろ、晋平太が勝って、そこで現在のモンスター解散って、話ができすぎてます。
しかし繰り返しますが、「晋平太を勝たせるようにしてください」という指示があったとかではなく、あくまで審査員一人一人の空気を読んだ「忖度」だと思われます。
まず一人目はサ上。
これは、晋平太クリティカルに僕は異論はありません。
サ上にもらった菊の花を蹴りながら
「俺死ぬのかな? これいるのかな? この菊の花」
はめっちゃかっこよかったです。
問題が第二戦。漢a.k.a GAMIとの遺恨試合です。
韻、落ち着き感、手の平で遊んでる感、完全に漢勝利だったと思います。
第三戦も炎上していますが、T-PABLOWがライムになってなかったんで、これも晋平太勝利でいいと思います。
ただ当然、最初に晋平太がタッチした問題はあります。
第四戦。R-指定勝利でしょう。こここそ忖度というか、平常時ならR-指定勝利でしょう。
そしてラスボス般若。ここも、般若勝利と言ってもいいと思います。
…ただ、主旨とずれますが、般若には思うこともあって、最初の焚巻との勝負が神試合で、強すぎるラスボスとなったのですが、正直第二戦の崇勲戦、今回の晋平太戦と、熱さが先に立ってしまい、なんかもう一つリズム感と韻が足りない感じがするのは僕だけでしょうか…。もうちょい冷静な般若も見たいというか、R-指定感があってもいいと思います。ちなみにミニコントは最高に面白かったです。
今回の判定がやらせだったか忖度だったかガチだったかともかく、ボディタッチ問題も含め、そろそろ判定基準を明確にするときが来ている気がします。
例えばパンクラスなら、
①判定においては、効果的な打撃、効果的なグラップリング、試合のコントロール、効果的な 積極性、およびディフェンスなどの技術を評価する。
②評価は、上の①に表示された順(ⅰ.効果的な打撃&効果的なグラップリング、ⅱ.試合の コントロール、ⅲ.効果的な積極性、ⅳ.ディフェンス)に重みを与えてなされる。
③効果的な打撃は、ダメージおよび正当な打撃のクリーンヒットによって判断される。
④効果的なグラップリングは、サブミッション、正当なテイクダウンおよびリバーサルの成功 等を考慮して判断される(例えば、スタンドポジションからマウントポジションへいたるテ イクダウン、マウントポジションを奪うパスガード、ボトムポジションの競技者が積極的で 7 攻撃的なガードを駆使する場合などが考慮される)。
⑤試合のコントロールは、どちらの競技者が試合のペース、場所、ポジションを支配していた かによって判断される(例えば、テイクダウン時にスタンドポジションを維持した競技者が グラップラーの技の試みに反撃したり、寝技に移行するために打撃やテイクダウンをするこ と、サブミッションを仕掛けること、マウントをとるためのパスガード、あるいは打撃の機 会を作り出すことなどである)。
⑥効果的な積極性は、前に出て、正当な打撃を当てることなどを意味する。
⑦効果的なディフェンスは、攻撃に対してカウンターで応じつつ、打撃、テイクダウン、リバ ーサルを防ぐことを意味する。
という明確な採点基準があります。
音楽・アートでここまでは無理としても、
・韻の数
・リズムに合っているか
・熱量
・相手にちゃんと返しているか(アドリブ性)
・空気を掴んでいるか
・ボディタッチはマイナス1ポイント
など、見える化を進めるべきだと思います。