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元売れない芸人の独り言

孤高のコーイチローという芸名で売れない芸人をやっていました。

僕だけがいない街はこの先また面白くなるのか~7巻の感想ネタバレあり~

僕だけがいない街

三部けいが角川のヤングエースに連載している作品。

アニメ化・実写化も決まり盛り上がっています。

2012年7月号から連載開始。

主人公・悟の友達の雛月加代は北海道の小学校時代に、何者かに誘拐されて命を失った。

10数年後、東京でアルバイトをする主人公は 身近に事件や事故が起きそうになると「再上映(リバイバル)」 と呼ばれるタイムスリップを起こして、原因を解決することを 迫られるという不思議な人生を送っていた。そんな中、自分の母親が加代を殺した犯人に殺され、加代が殺される以前にかつてない大きなタイムスリップをする。

加代を、そして母親を救うために冬の北海道で犯人を見つけるためにがんばる…

というあらすじ。

中山涙さんやホリエモン氏が推しており、読んでみる気になりました。

 

グイグイ引き込まれ、個人的にはこのシーンでMAXに。

 

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…こえー!おもしれー!という。

 

そして5巻が超絶に面白く、これ以上があるのかと思ったら、6巻がそれを超す面白さで、どうなるのかと思っていたら…

 

7巻で、不穏な失速の仕方をしました。

 

どういうことかというと。

 

連載漫画で、途中でちょっと緩むのはよくあることです。

 

こち亀』ならなんの問題もありません。

ろくでなしブルース』は、喧嘩編の間にあえて緩んだギャグ回を6話くらい入れてきます。

ジョジョ』は、緩んでも、まあラスボス付近は面白くなるなと思って読めて、実際にそうなっています。(ただしジョジョリオンについては不穏なのでまた改めて書きます。)

 

ただ、『僕だけがいない街』は、スピード感が上記の漫画とは違うのです。乾くるみの小説のようなスピード感がいきなり失速したら不安になりますよね?

 

さらに、失速の仕方です。以下ネタバレです。

 

5巻のラスト、まさかの犯人でオオ―ッってなって、

6巻で主人公死んで、まさかの記憶喪失で15年後でオーッってなっての7巻。

 

スピードが落ちるのはいいんですよね。わざとアクセル緩めるのは。

 

そうではなく、なんか急にブレーキ踏んだ感じなんですよね。

 

その理由の一つが、犯人が主人公を狙って現れたこと。

 

犯人は今まで、快楽的に殺人を犯しながらも、常に緻密に計画を練ってましたよね。決して破滅型ではなく、自分が逃げるやり方を周到に練っていましたよね。

 

それが、いくら人生のスパイスのためとはいえ、

 

自分から姿現しますかね???

 

わかりますよ。普通に生きてるのでは満たされず、スパイス、最高の瞬間を求めてしまう猟奇的なキャラなのはわかりますよ。

 

でも、吉良吉影でも逃げる時はがっつり逃げますよね

 

これが見つかりかけて、逆ギレで襲ってくるならわかりますけどね。

 

そこに納得できなくなってしまった。

 

こんなことが、6巻まで無かったんですよ。タイムトラベル、無理矢理な身代わり、等々、ファンタジックなことは起こるんですけど、でも緻密だし納得できたんですよ。

 

ここでの犯人自ら登場は納得できない。必然性を感じない。この納得できなさは大きなブレーキですね。

 

もう一つが…実はこっちのほうが大きいかもしれませんが、

 

僕だけがいない街』の魅力って、

 

雪の北海道

 

 

可愛い小学生のキャラ達

 

 

そこで起こる残酷な誘拐殺人事件

 

だったと思うんですよね。

 

 

これが夏の東京になり、

 

主人公たちはおばさんおじさんになり、

 

 果たして残酷さだけで持つのか…。

 

しかも、このままだと推理戦、心理戦にならず、肉弾戦ですからね…。

 

「リバイバル」の能力VS名前を変える能力のスタンドバトルになるのでしょうか。

 

なんとか8巻から立て直し、まさに「リバイバル」することを願っています。