笑けずりに講師として千鳥が出演しました。
お題は「いつもよりツッコミが生きている漫才」。
一組目 オレンジサンセット
「美人局」
ノブ「オカダ君が終始横向いてたから、前意識してもよかった」
二組目 Aマッソ
「捨て台詞しりとり」
ノブ「独特なのよAマッソは。一か所聞き逃したら、『これ今何やってるんやっけ?』ってなる危険性がある。観ているほうが集中力がいる」
大悟「前の(オーディション)見てるから、今日のネタ見ようとしたけど、一発目が今日のやったらワシ『あ、このコらは変な変わったことしようとしてるコや』と思ってそこから見る気してないかもしれない。だから、もうちょっといるんかもしれない、丁寧な言葉が」
三組目 ダイキリ
「扇風機を飼っていた」
宮下(ツッコミ)「すごい動物が大好きで、昔ペットを飼うてたんですよ。けどあれやな、ペットとか興味なさそうやな」
南部(ボケ)「昔飼ってたし、興味ないこともないんで、帰っていいすか?」
宮下「あかんよ、お前。なんで帰んの、どこ行くどこ行く。
でもペット飼うてたんや、意外。何買うてたん? 犬?」
南部「ううん、扇風機」
宮下「扇、風、機! バーン! 扇風機!」
南部「ぷうちゃんて呼んでる」
宮下「二文字め。名前とかつけてたん、自分」
南部「俺さー、よく風を浴びながら頭なでなでしてたんだよ。あと一緒にお風呂入ったりな」
宮下「一緒にお風呂入って…お、ふ、ろ! お風呂はいんの? 壊れへん?」
南部「よくぷうちゃんの背中、こうやって洗ってたな」
ノブ「何を言ってるんやろーなっていう。バンバンバン、扇風機っていう。つっこんでない。(講義では)ツッコミに気持ちを入れたら面白くなるって言っただけ。俺のツッコミなんかオリジナリティーないし。なんとかのなんとかかとかも言わへんし。目立たなくてもいいし、十分南部が目立ってんねんから」
大悟「扇風機って、ボケてるやん、ボケが。扇風機って言った後に相方が横で結構長めの扇、風、機! の時にワシが横おったらワシ顔見つからんわ」
四組目 ザ・パーフェクト
「美容師」
大悟「ああ見えてツッコミで全部フォローしてるし、変なことやってるのに全部わかる。フォローもしてるしおもろーもしてる」
五組目 ぺこぱ
「お葬式」
ノブ「ローラースケートで出てきたとき、ガツンとつっこんだほうがいい」
大悟「しゅうぺい(ツッコミ)は(ボケに)初めて会ったような顔をしたほうがいい」
六組目 こころ
大悟「一回目のフリで面白かったから、あんくらいのツッコミでも聞ける」
結果
1位 ザ・パーフェクト
大悟「大きくぶったぎるボケだけど、意外と細かい」
2位 こころ
ノブ「これなのよ、俺が見たかったツッコミ」
3位 ぺぽぱ
4位 Aマッソ
5位 オレンジサンセット
けずられたのはダイキリ。
ノブ「なんぶ(ボケ)の『扇風機飼ってたんだ』っていう大事な、このネタの肝となるなんか変なこと言い出したよっていうくらいのところのはずなのに、バンバンバン扇風機!ってなって、お前(ツッコミ)のほうが絶対おかしいからね」
何かを見つけた二人だったが、だから勝ち上がれるわけではない。と言うナレーションが印象的だった。
講師から敗者へのメッセージ。
ノブ「今回は残念ということで、削られたわけですけど、なんぶ(ボケ)を最大限に活かすツッコミが、俺は生きたツッコミだと思ってる」
大悟「何がいらんことなのか、明確にわかったと思うので、悩んだときは扇風機を思い出して」
ノブ「扇風機という十字架を背負いながら」
ムチャクチャやる印象の千鳥さんですが、それは根底に、やはり常識があってのことで、大悟さんはむしろ、本当のムチャクチャは嫌いなことがわかりました。
ただここは難しいところで、結局面白ければ正義なんじゃないか…という気がしないでもないです。そして確かに今日のAマッソはあまり面白くありませんでした。正直最下位もあるんじゃないかという急落ぶりでした。なぜなのかを考えてみたので、また書きます。