もう中学生がIPPONグランプリに出場しました。個人的には、同期の友達が遂にそこまで行ったかという感慨深い目で見ていました。二週間前に電話くれたし。俺もう中の番号知ってるし(←やらしい)
出るだけですごいことだな、何か爪痕を残せればいいだろうなと思っていましたが、そんな次元の話ではなかった。
第一問「かっこいい寝言を言ってください。」というお題に対し…
あ、まず、自分だったらこのお題になんて答えるか考えてみてください。
そしてもう中の答えは
秋はなんでもアリ。
納豆。納める豆。豆を納める。
父 Chance!
鮭 na baby!
という回答。
常軌を逸しています。
一人一人が王である、豪華な対戦者達もさすがに触れざるを得ないようで
フットボールアワー後藤氏「僕らは一体何と戦ってるんですか」
と脅威をストレートに表現。
そして絶対王者バカリズム氏も…
「もう中さんハマると怖いですね」
まあここまでは、ちょっと強い新人が現れたときに言う言葉です。その先。
「そうなっちゃうと僕ら、何にもウケなくなっちゃうんで。ルールが変わっちゃうんで」
ちょっと面白い、ちょっと個性的だ、どころではない。自分達の立っている世界そのものが変わってしまう。絶対王者バカリズムさんだからこそ感じた脅威でしょう。
例えればカイオウの「暗琉天破」、プッチ神父の「メイド・イン・ヘブン」のようなものか。
第二問は「小学五年生のたかし君に『微妙』というあだ名がついた。なぜ?」
みなさんはどう考えますか?
もう中の回答は
たかし座を発見
ゆたかフェアというTシャツを着ている
乳首かき大会で銅
おそまつな英語使って声がわり
常軌を逸しています。
ちょっと面白いとか、ちょっと個性的とかじゃない革命…カイオウの「暗琉天破」、プッチ神父の「メイド・イン・ヘブン」を行った芸人さんがもう一組います。ダウンタウンさんです。
「罰ゲーム」という概念、面白ければMCより目立っても構わない、面白ければアイドルより目立ってもいい、「サムい」というお笑いに序列をつける言葉の浸透、笑いのレベルという概念、音楽番組はMCがミュージシャンをイジり倒すもの、コントはアドリブでやるもの、「話にオチがあったほうがいい…」ではなく無くてはダメ、タモリさんダウンタウンのフリートーク見て二人での立ちのトーク(ダウンタウンさんと比べられる)トークやめる、石橋貴明氏「俺は松本さんには勝てない。だけどとんねるずには木梨がいる」と発言、IPPONグランプリに繋がるプロレスではないフリオチのガチバトルの大喜利の導入…
今まで立っていた地面がなくなり、ダウンタウンさんの世界に皆入っていきました。
その前に革命を起こしていたビートたけしさんは松本師のコントに対しこう語っています。
「面、胴、小手、天! ていうダウンタウンのコントの前に、オイラの剣道VS水泳っていうコントがあった。あれが一つ世間とのクッションになってるんじゃないかな」
と、自分を出しながらも松本師を肯定しています。
たけしさんがファーストインパクト、ダウンタウンさんがセカンドインパクトならば、もう中学生はサードインパクトなのでしょうか…。