HEY!HEY!HEY!が年内に終了するそうです。最近でも平均視聴率は13・9%と悪くなく、数字が低くなったというよりも「役割を終えた」というのが理由ということです。
正直、2004年頃には役割を終えていたと思います。そこからは色々なリニューアルを経て、よく続けたなあと思います。もちろん、松本信者極右派に、早く終わってほしいという声があったのも知っています。
しかしとにかく、2004年頃までのHEY!HEY!HEY!はすさまじいものがありました。
音楽番組という名のダウンタウン祭り。浜田さんの、セクハラ、暴力。カスケードにいきなり蹴り入れた光景は、一生忘れません。そして何より松本師のミュージシャンイジり。この恐ろしさを、奥田民生は『松本裁判』の中でこう語っています。
「あれはね、スターをつかまえて松本さんのほうが上だと思わせている節があるんでね。『俺のほうが偉い』って自慢しているようなもんですからね(笑)。困ったもんだというか、それはほんとに思いますね。
だから、スターとしてあの番組に出ていくと、やりにくいでしょうね。合う・合わないっていうのあると思うんですよ。僕が合ってるかどうかはわからないけれども、合わない人は出ないほうがいいってくらいの感じありますもんね」
音楽のチャンピオンを「トーク」という自分のリングにひきずりこみ、イジりまくり、ダメ出しまくるというすさまじいスタイル。「吉川、しゃべれ!」とか今考えるとムチャクチャです。やりにくいといいながらも、奥田民生はかなりいい感じにカラんでいました。なんか変に自分からボケてく人たちが完全にスベってましたね。
いい感じにカラんだ人たちのことはまた書きたいと思います。
「ダウンタウンが歌番組やったら、おもろいに決まってるでしょ」松本師(1994年)