元売れない芸人の独り言

孤高のコーイチロー、波乗りコーイチロー、ヒキコモリオなどの芸名で売れない芸人をやっていました。

中山涙さんの実践〜20120130R1一回戦感想〜

死んだ目でダブルピースの管理人・中山涙さんを見に、シアターモリエールに行ってきました。以下、見た分の感想です。

【池田一族 (アマチュア)】

漫談。おそらくアマチュアが漫談で突破するのは、かなり難しい。例えば自衛隊の人が本当に自分で体験した話…とかじゃないと厳しいだろう。

【中岡将司 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 広島)】

料理教室。スーパーレーザービームガンで焼くところで若干盛り上がっていた。

【マリリンジョイ (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)】

パンツ一丁でスケボーにスーパーマンのように乗り登場。キモトラマン。尻に書いた「芦田愛菜」の漢字が間違っていた。おそらく天然。ネタは一年前とほぼ変わってないが、どんな空気からも一瞬で持っていくのはさすが。

エリザベスカラー(アマチュア)】

芸歴一万年の男のリハーサル風景。「●●きっかけで床と同化します。一万年やってるとできます」「空間飛び出しします。普通は明転飛び出しとかだけど、芸歴一万年になると空間飛び出し」とか面白かった。あんまりウケてなかったけど受かってたので、審査員はウケだけで判断するのではなく、なんらかの意思を持って審査してるんだと思った。

【ツンザキ松尾 (アマチュア)】

コンビニ弁当開発会議。なかなか考えられたフリップネタだったが、ツッコミがあまりにも三村さんなのが気になった。真似て自分のモノにするのはいいが、なんか劣化版に見えてしまった。

【みっくすぱんけーき。 (NSC 東京)】

女ピン。「こんな女は腹立つ」フリップネタ。

【アリ☆こうたこうた (フリー)】

堂本剛のモノマネからのヤギの鳴きまね。

【こくぼっくる (フリー)】

今日私が見た中で一番KOされてた。

【おつねさん (リアライズ)】

誰かと思ったら完全なるよしえつねおさんだった。金八先生のモノマネからアニマル浜口のモノマネ。「恋愛結婚できないなら、見合いだー! 見合いだー!」とか面白かったが、合格はされてなかった。

【もっこり貴族 (アマチュア)】

段ボールをかぶって出てきて、お客にスイッチを押させると湯気を吹いたり、クラッカーが鳴ったりした。盛り上がっていたが、落ちた。審査員にウケ以外の審査基準が感じられる。…審査員に中指立ててたのがやっぱりダメだったのか…。無駄に挑発的な行為はやめたほうがいいということか。

【田中慧吾 (NSC 東京)】

無言紙芝居。

【山田虎次郎 (SMA)】

SMAに入ったということは普段は面白いのだろうか。だとすれば完全なネタチョイスミスだった。

【プラスガンマ野村 (フリー)】

ワキガラップアーティスト。私はあまり品がないのは好きではないが、韻とか踏んでてラップはよかった。ラップネタって、その人がホントにラップ好きかどうかすぐわかる。

【リードクリス (フリー)】

野球のリードしながら、一言ネタ連呼。「兄弟5人おんねん」とかどうでもいいことを言われたときの適当な返し→「お母さんがんばったね」。これはよかったが、ちょっとクオリティにバラつきがあった。

【斉藤サトル(グレープカンパニー)】

ヤンキーおとぎ話。おとぎ話をヤンキーが喧嘩で解決する。そんなにウケてなかったし、私的にもちょっとだったが、受かってた。審査員は、人間だ。

【軍団ひとり(アマチュア)】

教師ネタ。「問二 正解は天龍源一郎。全員正解」とか面白かった。

【中山涙(アマチュア)】

お笑いブロガーの頂点に立ち、『浅草芸人』という書籍をも出版。安全圏で上から目線で批評していたって誰にも文句を言われない立場にいる人が…舞台という危険地帯に下から目線で参戦。私はそれだけでも十分価値のあることだと思ったが…スーツ姿でセンターマイクの前に姿に立った姿を見て、私は中山さんを過小評価していたことに気づいた。トークライブのときはベロベロに酔っぱらっていたが、凛とした佇まいでスポットライトを浴びる姿は、思っていたのの10倍はサマになっていた。そして…紙を取り出し、「マスコミの皆様へ」と読み出した。ここでこれが漫談ではなく、弟の葬式のスピーチなのだとわかった。イラクに行き、逝ってしまった弟についてのマスコミへの説明。ぐっと引き込まれた。世界観ができていた。そしてネタは、弟はモロッコで性転換手術を受けるはずが、なぜかイラクに行き拉致されてしまったのだという展開になる。そして…「モロッコで男根を切り落とすはずが、イラクで首を切り落とされたというのは、どMの僕でも引きました」。…「アハハハ…!」。ウケた。中山さんを知らないであろう最前列の女性(私は誰なのか知ってますが…しょーこちゃんのお母さん)、ネタが終わって偵察に来たと思われる芸人たちが、声を出して笑っていた。「理論と実践」が証明されたのだ。…ただ…一点、中山さんは致命的なミスを犯していた



紙で顔が隠れていた



のだ。ここだけ注意して、ぜひ来年も参戦していただきたい。

【鶴 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)】

女芸人。犬の気持ちフリップネタ。



…中山さんがどのような理論を用いて実践に臨んだのかについても思うところあるが、今は速報性が求められていると思うので、今日はこれだけにとどめます。