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元売れない芸人の独り言

孤高のコーイチローという芸名で売れない芸人をやっていました。

THE MANZAI2011で爪痕を残した人たち〜その2 ウーマンラッシュアワーは講釈師を超え、飯伏幸太に並んだ〜

すごいことをやったのだが、割とスっと流れてしまった。審査員のコメントが無いことの、一番の弊害を受けてしまったのではないだろうか。ボケが村本大輔。大阪NSC22期生。ツッコミが中川パラダイス

これくらいのスピードで喋ることは、芸人なら当たり前だと思うだろうか。…当たり前では、ない。ハイスピードを試す人はいる、だが「ハイスピードをやって、噛まない人」「絶対に噛むことができない場所で、ハイスピードをやる人」は少ない。

ハイスピードにトライして、見事にできなかったのが、何を隠そう私が昔組んでいたコンビ「走馬灯」だ。銀座ポップさんのハイスピードぼやきに、私が一言ツっこむスタイル。人生幸朗・生恵幸子さんや、ツービートさんのようなスタイル。銀座ポップさんの考えるあるあるネタは、確かに面白かった。だが…噛むのだ。確実に一ネタ一回噛む。努力不足とは言わない。頑張って練習してた。だが、噛む。そういう人はいる。そして走馬灯の解散原因の一つとなったのが…まあ、私側からの解散原因の一つとなったのが「噛んでもいいと銀座さんが思ってた」こと。もちろん、噛まないようにしていたのはわかるが、ある日噛むことを問い詰めていると、彼はハッキリと「面白かったら、噛んでもいいじゃん」と言った。まさに「噛みんぐアウト」した。わかる。それもわかる、けど、だとしたら、ツービートスタイルは適さない。早口で、大量の文章量を詰め込み、噛まないから溜飲が下がる。噛むんだったら、噛まないような文章量にするか、噛んでも、噛んだことがマイナスにならないスタイル、キャラにならなきゃ成立しない。…まあ、考え方はそれぞれだと思うが、私はそう思ったし、それは今でもそう思う。ちなみに今は、銀座ポップさんはピン芸人となり、噛まない自分に合ったリズムのあるあるネタで、スベり知らずの存在となっている。

そして、銀座さんよりも流暢に喋れる漫才師でも、巨大コンテストで早口に挑戦するのはよっぽど自信がある人じゃなければ避けるはず。なぜなら普段のライブより、さらに「噛む」ということが減点につながるからだ。…まだ一回戦はウケれば通るが、「早口」を芸にしている人が、ミスで噛み、笑いがそこで起こってしまったら、二回戦以降では落ちるだろう。

ウーマンラッシュアワーはそこに堂々と挑戦し、それを超えた。私は正直、噛むのも多少期待しながら見ていた。高いとこ飛ぼうとして、結局落ちるんかい…と言いたかったが、言えなかった。彼らはノーミスで飛びきった。

そして、早口を芸とするのが「講釈師」。釈台と言われる机をハリセンで叩いて、何かについての講釈をする芸、講談を行う人たち。「講談社」はこれが語源になっている。早口でなければならないという決まりはないが、オチに向かう山場では早口になるのが主流。そして技術では、ウーマンラッシュアワーと同等の人もいる。だが…

ウーマンラッシュアワーは、うまい上に面白いのだ

これは、

結構少ない

ですよ。

超絶技術+面白さ…

もはやウーマンラッシュアワーは、飯伏幸太の世界に追いついた