「お前、どこまでモテキひっぱんねん」
と思われるかもしれませんが、思いついてしまったので書かせてください。
ツイッター→ドラマ『モテキ』→漫画『モテキ』と推移してきて、今、2巻を買ったところなんですが、読んでいてある先人の名作を思い出しました。それが『東京大学物語』。
…別に『モテキ』が『東京大学物語』をパクった…とかっていう話じゃないですよ。
『東京大学物語』と言って、どんな反応が返ってくるでしょうか。
おそらく一番多いのは
「名前は知ってる」
というものだと思います。
大学名+物語というネーミングはインパクト十分。漫画界に名前だけでもインパクトを残しました。
次に返ってくるであろう反応は、世代にもよると思いますが、
というものでしょうか。
どこまでエロシーンが入るのかという話題にもなりました。
そして、その次。おそらくこのブログを定期的に読んでくれている150人くらいの方はここに属すると思いますが…
漫画ファン、サブカルファンであれば、きっちり読んだことはなくても、
「ああ、あの江川達也の夢オチのやつね」
という答えが返ってくると思います。
およそ格闘技に携わる者で、オーガの名を知らない者はいないのと同じですね。
タイトルという「ツカミ」と、夢オチという「オチ」があまりにもインパクトがありすぎて、どうにも、中身が今いち知られてないというか、過小評価されているような気さえします。
そして、『モテキ』を読んでいて、ふとこのマンガのことを思い出したのです。
「モテキはヤれそうでヤれないマンガだろ? 東京大学物語はヤりまくりのマンガだろ? 全然違うだろ、カスが。ROMれ厨房」
と思われそうですが、ちょっと待ってください。
確かに全然違うマンガなのですが、ある共通点を発見してしまったのです。
ご指摘の通り(?)、『東京大学物語』の主人公、村上は、ヤってヤってヤりまくります。
しかし、それはなんのためでしょうか?
まあぶっちゃけていうと、ビックコミックスピリッツ内での読者アンケートの順位を上げるためだと思うのですが、それを言ってしまうと身も蓋も無いので、あくまでもそういうことじゃなく、一つの作品、一つの世界として考えてみます。
村上が性行為を行いまくるのは…
水野遥を忘れるため
でしょう。
身勝手な裏切りで自ら遥ちゃんを手放した村上ですが、その後また遥ちゃんの魅力に気づき、恋心を寄せ続けます。
しかし、傷ついた彼女はなかなか村上の元に帰ってきません。
そこで村上は槇原敬之の名曲「ハングリースパイダー」のように、「叶わないのならこの恋を捨てて この巣にかかる愛だけ食べれば傷つかないのだろうか」という思想で動いていたのだと思います。
しかし…
その思想は、「幸せになれないゾーン」へ向かう起爆剤ではないでしょうか?
幸せになりたいのであれば、「きっちり遥ちゃんに向かう」か、「闇雲に暴れるのではなく、冷静に遥ちゃんに匹敵する人とつきあえるようにする」のが正しいのではないでしょうか…。
…まあ、ぶっちゃけ、私も後半読んでなくて、遥ちゃんをストーカーするような話もあった気もするし、遥ちゃんとなんだかんだで性行為を行っていたような気もするのですが…。
では、一体何が『モテキ』との共通点なのでしょうか?
『モテキ』の主人公、藤本幸世は30歳の派遣社員。ヤろうとするが、なかなかヤれず。
『東京大学物語』の主人公、村上直樹は容姿端麗・頭脳明晰・運動神経抜群の三拍子そろった男。早稲田大学政治経済学部で仮面浪人した後、後期入試で東京大学文科一類(法学部)へ進学。かたっぱしからヤりまくりの大学生活。
何が共通なんだと思われるかもしれませんが…
二人とも、童貞を捨てるときに、一緒に捨てるべきだった何かを捨て切れてないという共通点があります。
だから悩み(主人公の悩みのセリフが多いのも共通点だな)、なかなか「ハッピーエンド」に到達できません。
じゃあ、それはなんなのか?
…
…
…
それがわからないから、今宵こうして苦戦を強いられています。
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