第三回IPPONグランプリの感想を、大変僭越ながら書かせていただきます。
・お題を一般視聴者から募集したのがよかった。本当は、お題を作るほうが難しい。ゼロから考えなくてはいけないし、答える側のことを考えないといけないし、おそらくほとんどの人にとって初めての行為だからです。その中で、一般から「太鼓持ちの忍者が先輩忍者に言った一言は」という素晴らしいお題が出た。
・完全にチェアマンが松本人志氏一人に固まった。これでいいと思う。
・三回目にして、安定した。というか…IPPONグランプリはR-1やキングオブコントと違い、明確にやりたいこと、見せたいものがあり、第三回目にして視聴者がそれに追いついたような気がします。視聴者というか、俺が。
・笑い飯西田さんが出て、さらっと敗れられたことで(敬語合ってるかわかりません)『ダイナマイト関西』との比較…みたいな気持ちも薄れた。まあ、バッファロー吾郎さんが参戦する時にはさすがにその対立軸はまた浮かんでくるのでしょうが…。
・しかしやはり前回同様気になったのが「出演者はいつお題を知っているのか」ということ。一般から回答を聞いている以上、あの場で初めて知ったというのは不自然。もちろん出すタイミングや、あの場で思いつく答えもあると思うが、どうしても気になってしまう。面白ければ演出でもなんでもいいと思うし、裏で作家が考えてたとしても、スベるリスクを引き受けるのは芸人なので、全然いいと思うんですが…。なにか理由というか、仕組みがほしい。例えば一般に発表するお題もありつつ、隠れお題みたいなのもあるとか。
・その疑問に目を伏せ、あの場で考えたものとして見ると…バカリズムさんが強すぎる。大喜利って、割と不確定要素の強いものだと思うんです。例えば20分ネタで芸人と素人が対戦したら、ほぼ100%芸人が勝つでしょうが、大喜利だったら、素人に勝ちの目はある。現に松本さんの紹介した回答で、芸人を上回ったものはいくつもあったと思います。しかし、短時間ではあるものの、質、量、視点の多さ、飛ばし方、引き戻し方…バカリズムさんにはちょっと、誰も勝てない絶対王者のような強さを感じました。ケンコバさんや西田さんももちろんずば抜けた強者なのですが、バカリズムさんはもはやこの人たちのいる世界に棲んでいると思いました。
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