吉本興業の単独ライブをするために戦うリーグ戦をJ-POPcafeというところに銀座ポップさんと見にいきました。
ぶんぶんボウルVSワンドロップ。
対戦で、審査員をするということで、客が固い。
こうなると、トップバッターは難しい。
いつもの力を出せずにぶんぶんボウルは敗れた。
もちろん、ワンドロップは面白かったのだが。
金座銀座VS子宝。
子宝がこの日一番のウケを取り、金座銀座に4票しか入れさせない圧勝。
しかしその結果を受けて、金座銀座が「名勝負でしたね」とコメントしていたのが面白かった。
MCのガリットチュウさんも食いついて、W杯のスペインのようにここから這い上がればいい、と味方になっていた。
何があっても最後まで面白いことを言おうとしないとダメだ。
ぺんぎんナッツVSみそバーボン。
みそバーボンは、いつも明るい歌のお兄さんの裏側の顔、というネタだったが、ギャップが作り出せていなかった。
ぺんぎんナッツは、個人的にはポップすぎる気がするが、安定感があった。
ぺんぎん勝利。
そして、今日このために見にいったという芸人気質のネタ。
小南「この前映画観にいった」
谷田「何? シックスセンス?」
小南「やってないだろ」
これでちょっとスベったが…
谷田「踊る大捜査線は全部見てる。テレビも、スピンオフも映画も、全部見てる。ただ、最終回だけ見逃した」
小南「最終回に何があった!?」
これで復活。
谷田「名ゼリフも全部言える。事件は会議室で起きてません! レインボーブリッジを封鎖したらいいんじゃないか?」
小南「うる覚えか!」
谷田「歌も歌える。ネバネバサムバディトゥナイ。ネバネバサムバディフォーライフ。アイラビューラララララララララララララーラ…」
小南「ネバとラが逆だ!」
怒涛のような連打。腹抱えて笑ってしまった。客も受けてて、これは勝ったと思ったのだが…。
タイヨウチャンネルも強かった。食パンと食パンの中学生のような会話…という、まあ書きにくいネタなのだが、色々ネタ出しして詰めてったんだろうな〜という濃いネタをやっていた。
結果、タイヨウチャンネル36票VS芸人気質19票くらい。
思ったより差がついたが…
これは私は僅差だったと思う。
先攻後攻が違えば…
気質にもう一つ爆笑があれば…
気質がもう数人客を呼んでいれば、
逆にタイヨウチャンネルが呼んでいなければ…
客層が違えば…
しかし、思うに、芸人というのはその僅差の中で、どんどん差がついていくものの気がする。
勝者と敗者は一瞬で交錯する。
そして忘れがちだが、
芸人はやっぱり面白いと思った。
もちろんスベってる芸人もいるし、
気に入らないネタもある。
だけど、
日常生活の中で、
3分間の中でこれほど笑わそうとしてくる人はいない。
芸人は面白い。
このシンプルな事柄が、芸人の中にいると見えなくなるのだろう。
写真はワンドロップ。
芸人気質は笑ってて、撮るの忘れました。