松本人志さん
すなわち、１カネ２時間３価値観４年齢５独身…この５項目が一致しないと同条件で対等に遊べないということが最近わかってきたんです。
人生には様々な問題があると思います。
一番難しい問題はなんなのでしょうか…。
リーマンショックから、世界同時不況になりました。
しかし、私のフリーライターの経験からすれば、「お金」はがんばればどうにかなる。
…まあ、仕事をくださるみなさんのおかげですが…。
またその不況のせいで、「就職」も難しいと聞きます。
これも、努力でなんとかなります。
もちろん、「電通に入りたい」「女子アナ以外にはなりたくない」って言われたら難しいですが、自分に合うところをコツコツ探していけば、いずれ内定は出ます。
「仕事で結果が出ない」。「スキルが足りない」。
これこそ努力の独壇場ですし、大量の本が出ていますし、よっぽどクソな職場じゃなければ、周りの方も手を差し伸べてくれるでしょう。
では、「結婚」はどうか。
これも、完全に努力でなんとかなります。
結婚してないので、なんかハッタリみたいに思われるのが嫌ですが…。
例えば誰かが
「お前がこれから1ヶ月以内にそこそこ可愛い女と出会って結婚できたら2000万＋離婚したときの慰謝料をやる。逆に出来なかったら、2000万寄越せ」
というギャンブルをふっかけてきたら、やります。
「来いよ、一条」
っていう感じです。なんだったら倍プッシュしてもいい。
もちろん「私が元々そのコと知り合いじゃない」というのを調べてもらわないとダメでしょうし、
「そこそこ可愛い」という判断は、公正な第三者にやってもらわないとダメでしょう。
私か相手の申告では成立しない。
それに賭博罪というリスクをどうするのかという問題もあるし、決着がついた時にきちんと取り立ててくれる帝愛グループみたいな人たちに間に入ってもらうことも必要になるでしょう。
それらの問題がクリアになるのであれば、全然やります。
…そんな自信があるのに、なんで結婚しないのか？
これはまた説明します。
では、健康の問題はどうか？
これは努力でなんとかできる面もあり、なんともできない面もあるでしょう。
そして、「健康」に匹敵して難しいのが、「友達」の問題だと思うのです。
もっと正確に言うと「遊ぶ友達」。
学生時代に「友達を作る」のは、努力でなんとかなると思います。
ところが、社会人になってから、その数を減らさないのは至難…ということに、最近気づきました。
まずは当然、仕事をし始めて遊べなくなる、ということがあります。
平日は難しいし、また、不動産やアパレル店員とかで水木休みとかだと、土日休みの友達と遊ぶのはかなり難しいでしょう。
これでかなり削られる。
さらに転勤、というものもある。
もちろんそれで友情が無くなるということはなく、むしろいいままで冷凍保存されたとも取れますが、遊ぶのはかなり難しくなる。
そこに来て、26才くらいから怒涛のように始まった友達を削る悪魔。
「結婚」。
これで、まあ遊ばなくなる。
もちろん、離婚の危機に瀕しながら俺と遊んでくれなくていいし、子供の授業参観に行かずに一緒に飲んでくれても全然美味く飲めないのでやめてほしいのですが…。
これは決して結婚していった友達を非難しているわけじゃない。
そういうもんなのです。
もし神というものがいて、
人類に子孫を残させようとして、
結婚をする方向に導いているのなら、
これは、エグいけど効果的なやり方です。
独身に直接あれこれ言うのではなく、
周りから削っていくという。
正直、これは結婚するしかないんじゃないかという気がしています。
しかも年齢の問題もあります。
私自身は全く気にしてないのですが、「30才なのにこんなこと」みたいなことを気にする人もいる。
でもその概念は結局全体の首を絞めるというか、「じゃあ何して遊ぶねん」みたいな話になっちゃうと思います。
しかし、就職や結婚についての本は大量にあるのに、「友情」についての本はなかなか無い気がします。
『キン肉マン』くらいじゃないでしょうか。
今大学生の人とかの何かの足しになればと、自分の友情が壊れた原因を挙げてみます。
【自分に原因があるケース】
１、友達をフった女のコとつきあい、さらにそのことで友達をイジりまくった。
２、友達が主催してくれたコンパの一家、二家の二人とつきあった。
…大学時代のことですが、この二つは本当に後悔しています。過去に戻れるならどっちかに戻りたい。効果的なので、一番過去のほうに戻りたい。
３、男二人、女二人と海に行ったが、女にムカついて、後半無言になった。男友達に頑張らせてしまった。悪かったと思う。
【グレーゾーンなケース】
４、「一緒にアルバイトをやろう」と言っていたのに、私だけアルバイトを先に始めてしまった。…これは、1ヶ月くらい待たせていた相手も悪いし、金は稼がないといけないので仕方ない。でも、一言話せばよかったとも思う。でも、キレすぎだろ、とも思う。
【いたしかたないケース】
５、相手方が福島に転勤した
６、相手方が沖縄に転勤した
７、相手方が群馬に転勤した
８、相手方が大阪に転勤した
…まあこんなことをゴチャゴチャ考えてるから友達少ないんでしょうけどね。
冗談じゃないよバカヤロー！
ジャンジャン！
「どうにかまだ
僕は僕をまだやめないで生きてる
たった一度笑えるなら
何度でも泣いたっていいや
精一杯 運命に抵抗
正解不正解の判断
自分だけに許された権利
SailingDay舵を取れ
夜明けを待たないで
帆を張った愚かなDreamer」
SailingDay/BUMP OF CHICKEN
ツイッターアカウントは@kokono516
