今日は、いただいたメールをご紹介したいと思います。
唐突なメールで大変申し訳ありません、ブログを拝見しご連絡させていただきました。
私は、大阪府在住の25歳で●●で仕事をしながら転職活動をしております。
転職先の目標として、映画会社で宣伝、企画の業務に就きたいと思い、
転職活動を続けているのですが、今現在転職するにあたって武器といえるものが
ありません。
資格も特になく、大学に出ているわけでもありません。
そこで自分で調べて、資格を取ろうと思うのですが、記載している資格以外に
必要な資格があればぜひ教えていただきたいと思いメールをお送りさせていただきました。
調べた主な資格:コピーライター、パワーポイント(プレゼン用)、ワード(宣伝企画書)
もし、お時間ございましたら連絡を下さると大変嬉しく思います。
再度いきなりのご連絡で申し訳ありませんでした。
何卒よろしくお願いします。
…そうですね。映画会社については全く分からないんですが、
まず「宣伝」と「企画」は分けて考えたほうがいいんじゃないでしょうか。
そして「企画」ということであれば、
確かにパワーポイントもワードも大切だと思いますが、
映画についての考察や、企画そのものが大事なのではないでしょうか?
例えば、集団面接で
「気になる映画は?」
と聞かれたとします。
なんと答えますか?
まあ、「最新作をチェックしてますよ〜」という意味で『借り暮らしのアリエッティ』と答えるのもいいかもしれません。
ただ、集団面接の場合、今話題の大作とかだと、かぶる可能性が高いです。
ですので、あえてちょっと違うのにしましょう。
私だったら『REC』と答えます。
「RECでもカブるんじゃないか?」
「ちょっと古いんじゃないか?」
そういう懸念は、無視します。
クリエイティブは、決めつけが大事なのです。
マーケティング部に入りたい、営業に入りたいのならば、データを大事にしなければいけないのかもしれませんが、
企画、編集、コピーライティング…とかがやりたいなら、
自分の言いたいことを言うべきなのです。
戻りますが、「気になる映画は『REC』です」と答えれば、
当然、
「どこが気になりますか?」
という質問が来ます。
それに対しては
「『REC』は『大日本人』のパクりだからです」
と答えます。
インタビュアーを撮るカメラマンのカメラだけで進んでいくホラー映画、っていうのが斬新だと言われヒットしましたが、
そんなもん『大日本人』のパクりじゃねーかバカヤローと言ってやるのです。
これで、あなたはその集団面接の中で一人、尖った奴として抜きに出ることができます。
「いや、あれはブレアウィッチプロジェクトの影響だ」
「『REC』が撮られたのは、『大日本人』の公開前だ」
という声があるかもしれません。
そんな声は、無視です。
自分が『大日本人』のパクりだと思ったら、『大日本人』のパクりなのです。
企画屋になるなら、それくらいの胆力がないと無理でしょう。
ただ、ぶち上げるだけではなく、何やら建設的なことも言わないといけません。
「パクりのはずの『REC』が『大日本人』よりもヒットしたのはなぜか。
それには二つの理由があります。
一つは完全にカメラマンのカメラの絵だけにしたこと。
『大日本人』も、そうすれば統一した世界観でわかりやすく、最後の裏切りもさらに効果的だったと思います。
それと、
単純に、
主人公が巨乳の女優だったこと。
それが男性層を取り込みました」
とかなんとか、
作品性と、商品性を、両方論じてみるのはいかがでしょうか?
面接官もうなり、内定を出さざるを得ません。
そんなことを踏まえて、転職活動、がんばってくださいね!
って、オイラ就職相談課じゃないっつーの!
ジャンジャン!
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