ここ1年、「ダカーポ」(2007年12月休刊)、「LOGiN(ログイン)」(2008年5月休刊)、「週刊ヤングサンデー」(2008年7月末休刊予定)など老舗雑誌の休廃刊が相次いでいる。出版科学研究所によると、2007年の雑誌休廃刊点数は218点と過去最高の数字。インターネットで情報を得る機会が増えていることが、その背景となっている。
(Business Media 誠)
憂うべき事態です。
間違いなくインターネットの存在が原因にあると思うんですが、なぜ雑誌の休廃刊が相次ぐかをヤングサンデーを例に考えてみたいと思います。
3年前。2005年に、私はヤンサンにハマっていました。
間違いなく強い雑誌でした。
『クロサギ』『RAINBOW』『絶望に効くクスリ』『イキガミ』『クピドの悪戯』『闇のイージス』『小田原ドラゴンクエスト』…
がっつり読みごたえのある漫画ばかりで、320円は安いと思っていました。
ところが…いつしか買わなくなっていました。
理由はいくつか考えられます。
・読みごたえのある漫画が多いゆえに、一回読み逃がすと、もう展開についていけなくなる。
・読みごたえのある漫画が多いゆえに、コミックスで読もうと思ってしまう。
・大人になるに従っての漫画離れ
これにプラス、
「ダーウィンの進化論」があるのではないかと考えます。
「強いものが生き残るのではなく、変化に対応するものが生き残る」というダーウィンの進化論。先輩の受け売りですが、これが今の時代に必要なのではないかと思います。
ヤングサンデーが進化していなかったわけではないですし、一人ひとりの漫画家さんは進化されているのですが、雑誌自体が2005年に最強だったゆえに、この三年の変化に対応できなかったのかなという気がします。
例えば、『小悪魔ageha』って今を捉えていると思います。(売れてるからというだけではなく)
おそらく、狙って捉えています。
そして私の予想が正しければ『小悪魔ageha』は、半年以内に大幅リニューアルします。
もっと早いかもしれません。
ヤンマガ、ヤンジャンも定期的に読んでいると、いい部分・変わらない部分を残しつつ、徐々に変化させていっているのがわかります。
ただ、雑誌界が全体的にインターネットに押されているとしたら、その変化のスピードが原因かなという気がします。
インターネットでは、ビル・ゲイツですら一部からは「古い」と言われていましたからね。
…そんな時代の中で大切なのは「進化する意志のある人間達なのかなと。
昨日、宣伝会議賞授賞式で知り合ったコピーライター達と飲みました。
頭いいし、面白い。
よくこんな人たちと打ち合えたなと、逆に自分を見直しました。(どこまで自分好きなんだ)
そして、皆、熱く、進化する意志が感じられます。
ただ、一番進化しているのは私だという自信もあるのですが。(ど、こ、まで自分好きなんだ)
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