マスコミ就職試験対策の参考書には載っていないかもしれませんが、重要な事件です。
フジテレビとの確執で、ごっつええ感じというコント番組を打ち切りにした松本人志さんが、2001年10月12日、一度だけこの番組を復活させました。
千原ジュニアさんや、藤井隆さんなど、その後のブレイクを予期したようなキャスティングを行い、大日本人につながるような、それまでの概念を壊す実験的なコントを行いました。
さらに何がすごいかというと、「実験的であることと、シンプルに笑いをとること」の両立。
これがいかに難しいかは、エンタテイメントを作っている方ならわかると思います。
そんな奇跡的な番組が…
視聴率9.0%。
それ以来、松本人志さんは、ダウンタウンとしてはテレビでコントをしないことを宣言し、それを貫いています。
さらに、雑誌等のインタビューでも、以前のような自信に満ち溢れたコメントよりも、テレビへの不満や諦め感、最近では放送室で「若手と(笑いの勢いを)比べられたらきつい」と、考えられなかったようなコメントをされています。
…それ以来、テレビからコントが消えていったという歴史があります。マスコミの筆記試験はもう「チャタレイ婦人が表現の自由に与えた影響云々」ではなく、こういう事件を取り上げていくべきじゃないかなーと思っています。
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