羽生義治…大山康晴に次ぐ歴代2位の通算タイトル獲得数を持ち、全7タイトル戦のうち竜王戦を除く6つで永世称号(永世名人・永世王位・名誉王座・永世棋王・永世棋聖・永世王将)の資格を保持する史上初の棋士。
一手詰とは、文字通り一手で詰むシンプルな詰め将棋のこと。
こんなリビングレジェンドが出す本なのだから、さぞ敷居の高いものかと思いきや…
! 将棋知らないけど私でもわかる!
これを読んで羽生は天才であり秀才だと思いました。
天才的に、自分の理論のみで飛んでいるのではなく、
秀才的に一歩一歩歩んできたから、一つ一つ教えることができるという。
思うに、将棋を知らないという人は日本にいないと思いますが、では、相手を詰むか詰まされるまでゲームした人は何人いるでしょうか?
そんな簡単なようで奥が深い「将棋」というゲームの入り口に、この本は最高だと言えます。
余駒がなくわかりやすいお題、
初心者にもわかりやすいレイアウト、
1ページ1問というやる気の出る構成。
さらに
「大勝負での終盤、勝ちが見えた局面でしばしば手が震える。その震えを見て、相手が負けを悟るという伝説もある」
という羽生伝説も書かれており、それだけでも楽しく読めます。
また、いつからか「脳トレ」という言葉がブームになり、さらにブームを超えて普遍的な文化になりましたが、この本はまさに「脳トレ」そのものです。将棋に興味ない方でも…
・お子様の学力を上げたい方
・IQを上げたい方
・記憶力を上げたい方
・論理的思考力を身につけたい方
・右脳を活発にして、潜在能力を覚醒させたい方
・最近ボケてきたかな…という方
は、必読だと言えます。(注:効果には個人差があります)
この本を本屋で見かけた方は、「買う」という一手しか選択はないと思います。
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